マンションの1階に住むのは危険?住み心地はどう?メリットやデメリットをまとめました

マンションの魅力は、何といっても「日照」や「眺望」の良さが多く挙げられます。
では、マンションの1階住戸はどうなのでしょうか。
ネット上では、1階住戸はプライバシーや防犯面への不安などデメリットが多いことを理由に、1階住戸をおすすめする記事はあまり多くありません。
確かにこのようなデメリットがあることも事実ですが、実は1階住戸は底堅い人気があり、実際に新築マンションでは1階住戸から申し込みが入るケースが少なくないのです。
本記事の主な内容は以下のとおりです。
- 1階住戸は価格が安く設定される傾向がある
- 騒音トラブルや移動のストレスが少ない
- プライバシーや防犯面は脆弱
- 車両による騒音・排気ガスの影響を受けやすい
マンションは上階にいくほど販売価格が高くなります。
「物件の立地・環境が気に入っても少し予算が追い付かない」そんな方には、1階住戸にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
今回は1階住戸のメリット・デメリットをご紹介しながら、住戸の階数でお悩みの方に向けて、決め方のコツを解説していきます。
弊社代表のYoutubeチャンネルでは、実際に住んでいた経験者からタワーマンションのメリット・デメリットについてお聞きしております。
マンションの1階に住むメリット・デメリットとぜひ比較してみて下さい。
目次
マンションの一階に住むメリット6つ
まずは1階住戸の主な5つのメリットについてみていきましょう。
- 販売価格が安い
- 専用庭がある
- 下階に対する騒音の心配が無い
- エレベーター待ちが無い
- 日射の影響が少ない
- リセールバリューがある
販売価格が安い
マンションは通常上階に行けば行くほど価格が高くなります。新築時の分譲価格としては、一般的な5,000万円前後のマンションで80万円~120万円スパンで価格を上げていくのが基本的な考え方です。
そのため、1階住戸はマンション内でも相対的に安い価格で販売されています。
また中古マンションの値付けを行うときも「上階がこの価格なので、1階はこのくらい安くする」とやはり価格を抑える傾向があります。
専用庭がある
1階は専用庭がある物件が多く、マンションのメリットを享受しながらも戸建てライクな生活を送ることができます。
ただし、専用庭はあくまで専有部ではなく「その部屋の住人が専用して使える共用部」として位置付けているマンションがほとんどです。そのため、駐輪場などと同様に管理組合に対して毎月数百円~1,000円程度の「専用使用権」を支払いが発生します。
下階に対する騒音の心配が無い
マンションのトラブルとして多いのが上下階における「騒音問題」です。
1階であれば下階に対する騒音の心配が無いため、特に小さなお子さんがいるご家族にとっては大きなメリットと言えます。
エレベーター待ちが無い
マンション購入者のデメリットの意見として意外と多いのが「エレベーター待ち」です。大型物件やタワーマンションの場合、利用者が集中する通勤ラッシュの時間帯は特に待ち時間が長く、通勤に支障が出るケースも少なくありません。
当然、1階住戸ではこのストレスがありません。マンションを選ぶ際は、駅からメインエントランスへの距離だけでなく、敷地内の移動時間も考慮することが重要です。
この点、上下移動が無い一階住戸はアクセス面でも有利と言えるのです。
日照の影響が少ない
マンション選びの判断材料として「日照時間」は重要視されるポイントの一つです。しかし、日照はフローリングや家財道具の痛みの原因となるため、かえってデメリットとなる場合もあります。
特にタワーマンションは周囲に日照を遮るものが無く直射日光を浴びやすい立地環境であるため、あえて北向きの住戸を選ぶ方もいるほどです。
一方、1階住戸は上階と比べて日照時間は短くなるものの日照による被害が少なく、また築浅のマンションであればサッシ高が2m程度確保されているため、十分に自然光を部屋に取り込むことができます。
リセールバリューがある
1階住戸は中古市場において底堅い人気があります。先述のように、マンションでありながら戸建てライクな生活ができることや下階への騒音の心配が無いといったことを理由に、特に子育て中のファミリー層の需要が高い傾向があります。
マンションの一階に住むデメリット3つ
続いて1階住戸のデメリット3つをみていきましょう。
- プライバシーや防犯面に不安がある
- 騒音・排気ガスの影響を受けやすい
- 冷暖房効率が比較的悪い
プライバシーや防犯面に不安がある
1階住戸の前面は一般道路や敷地内通路であることがほとんどです。植栽などによって外部からの目隠しを施すことが一般的ですが、それでもプライバシーや防犯面では脆弱と言わざるをえません。
車両による騒音・排気ガスの影響を受けやすい
車両通行による騒音や排気ガスの影響は上階住戸よりも大きいです。特に街道に面している物件の場合は、サッシ等級などによって部屋の遮音性能を必ず確認しておきましょう。
冷暖房効率が比較的悪い
マンションは気密性が高く、木造戸建てと比べると圧倒的に冷暖房効率が良いですが、マンション内で比較した場合、1階住戸は地熱や床下冷気などの影響を受けやすく、比較的に冷暖房効率が悪いと言われています。
何階に住むか迷ったら…
日照や眺望が最優先という方であれば迷わず上階を検討すべきですが、以下に当てはまる方は1階住戸の検討もおすすめです。
- 日照・眺望よりも物件の立地や共用部が気に入っている
- 通勤時間を重要視している
- 小さなお子さんがいる
- ガーデンライフも楽しみたい
- 将来売却する可能性がある
特に子育て中のご家族にとって「お金と時間」は非常に重要な資産です。仕事も子育ても忙しく、生活費や教育費にお金がかかる。そんなライフステージにいる方にとって、比較的安価で購入でき、かつ騒音や移動の問題が少ない1階住戸の購入はとても合理的な選択と言えるのです。
中古マンションの1階住戸の購入を仲介手数料無料や半額で購入する方法は、こちらの記事で解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
おわりに:子育てファミリーには1階住戸がおすすめ
1階住戸はプライバシーや防犯面への不安などデメリットが多く、世間一般でおすすめされることはあまりありません。
しかし、1階住戸は販売価格が上階住戸よりも安い場合が多く、また騒音トラブルやエレベーター待ちなど、生活上のストレスが少ないことから、特に忙しい子育てファミリーにはおすすめです。
また中古市場でも1階住戸は底堅い人気があるため、将来売却する可能性がある方や資産性を重視する方にとっても有効な選択肢と言えます。
この記事を書いた人

スターフォレスト代表取締役増田浩次(ますだこうじ)
埼玉県出身。親族の大半が不動産業界を営んでいたことから、自身も不動産業界へ入って30年近くが経ちます。モットーは、お客さまに喜んでいただけるような的確な提案をすること。お客さまには物件の良いところも悪いところもすべてお話しています。
宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、損保募集人資格を所持しておりますので、住宅ローンや資金計画のご相談・アドバイスもお任せください。
この記事を監修した人

株式会社ユナイテッドリバーズ代表取締役沢辺敦志(さわべあつし)
千葉県出身。自身の自宅購入時に、不動産仲介会社に不満を持ったことをきっかけに不動産売買仲介業を開業し、不動産仲介手数料無料機構イエフリをオープンさせる。
自身の苦い経験から、受付・接客業務に特にこだわってチームづくりを心がけてサービス運営している。
趣味は料理、二児の父。