一戸建てのメリット・デメリット、賃貸と迷ったときの考え方

在宅ワークが増える中、今まで圧倒的なニーズであった「職住近接」の優先度が低くなる一方、郊外エリアを含めた一戸建ての需要が高まっています。

一戸建ては広さや間数が確保されるだけでなく、マンションよりも独立性が高く近隣トラブルが生じにくいため、何よりも「居住空間の充実」を優先させたい方にとっては、まずは検討すべき選択肢と言えます。
しかしながら、一戸建てには資産性や修繕費、防災の問題など、「目には見えないデメリット」が存在することも事実です。

下記Youtubeでは、弊社代表の沢辺がマンションと戸建てそれぞれの特徴についてお伝えしていますので、あわせてご覧ください。

本記事の主な内容は以下のとおりです。

  • 一戸建ては土地資産評価の割合が高い
  • 一戸建てはランニングコストが低く抑えられる
  • 一戸建ては修繕費を自分で積み立てる必要がある
  • 一戸建ては流通性が低い
  • 一戸建てか賃貸かは、勤務スタイルと家族構成を考慮して判断しよう

一戸建てにするかマンションにするか、もしくは賃貸に住み続けるかは、実現したいライフスタイルをしっかり見据えたうえで選択する必要があります。
今回は一戸建ての購入を検討される方に向けて、一戸建てのメリットとデメリット、そして賃貸と迷ったときの考え方について解説していきます。

一戸建てにしかない良さとは?メリット6つ

一戸建てには下記のようなメリットがあります。

  • 土地の資産割合が大きい
  • 管理費や駐車場代などのランニングコストがかからない
  • 騒音・ペット問題など、近隣トラブルが生じにくい
  • 庭や外構がある
  • 注文住宅であれば設計段階から希望を反映できる
  • 比較的自由なリフォームが可能

土地の資産割合が大きい

不動産は「一つの土地に一つの建物」であることが原則です。そのため、マンションにおける土地所有権の持分割合は、床面積に応じて按分されることが通常です。したがって、総戸数が多いほど資産評価額に占める土地資産割合は低くなります。

一方、一戸建ては土地すべてを所有します。つまり、建物の使用耐用年数を超えた場合においても、一戸建てであれば、土地物件としての評価はしっかり残ることになるのです。

管理費や駐車場代などのランニングコストがかからない

マンションは管理費や駐車場代などが発生し、毎月数万円単位の出費となります。
一戸建ては維持・管理を自身で行う代わりにこれらの出費が発生しないため、毎月のランニングコストを安く抑えることが可能です。

騒音・ペット問題など、近隣トラブルが生じにくい

独立性の高さも一戸建てのメリットの一つです。
マンションはコンクリート壁ひとつで左右上下を区切っていますが、一戸建てはそもそも敷地が独立しているため、近隣トラブルのリスクが比較的低いと言われています。

独自の庭や外構がある

大小差はあるものの、一戸建てには独自の庭や外構が設えてあるため、ガーデンライフを楽しめることも魅力と言えます。
マンションでも、一階住戸やセットバック住戸と呼ばれる部屋であれば専用庭やルーフバルコニーがありますが、毎月の使用料がかかることに加え、他住戸よりも販売価格が割高である場合が多いです。

注文住宅であれば設計段階から希望を反映できる

注文住宅を建築する場合、オーダーメイドの住宅を建築することができます。
土地購入や設計段階から携わるため入居までに時間はかかりますが、ハウスメーカー選びに始まり水回り設備や壁紙まで、ご自身の希望に合わせた住宅を手に入れることが可能です。

比較的自由なリフォームが可能

一戸建ては建物が独立しているため、増改築やリフォームの自由度が高いです。
また、マンションでリフォームを行う場合、管理組合への事前届出などの手続きが必要ですが、一戸建ては煩雑な手続きや工事期間の制約がありません。

一戸建てのデメリット4つ

続いてデメリットを見ていきましょう。

  • 中古市場での流動性が低い
  • 修繕費を自身で積み立てなければならない
  • 防犯性がマンションと比べて低い
  • 火災保険料が高い

中古市場での流通性が低い

一戸建てはマンションと比べて売却に時間がかかると言われています。
また、木造の場合は建物の耐用年数もマンションと比較して短く、新築から20年経過すれば土地物件としての売却となることが一般的です。

修繕費を自分で積み立てなければならない

建物の外壁や排水設備などは、基本的に十数年に一度修繕する必要があります。
マンションでは管理組合で修繕計画を策定し、大規模修繕工事のために毎月各所有者から修繕積立金を徴収していますが、一戸建てはご自身で修繕のための費用を積み立てておく必要があります。

防犯性がマンションと比べて低い

一戸建ては窓が多く、さらに敷地境界となる外構も背が低い場合が多いため、防犯性についてはマンションと比べて脆弱と言えます。

火災保険料が高い

一戸建ては木造が多く床面積も広いため、耐火建築物であるマンションと比べて火災保険料が割高になることがほとんどです。

一戸建てにもデメリットはあることを覚えておきましょう。また、一戸建てを購入するときの注意点はこちらの記事からご覧いただけます。

一戸建てと賃貸、どっちを選ぶ?

一戸建てと賃貸のどちらを選択すべきかは、ご自身のライフスタイルや価値観、そしてコストバランスを考えて判断する必要があります。
そこで、それぞれおすすめな方の一例をご紹介します。

一戸建てがおすすめな方

  • 在宅勤務が多く、仕事のための独立した部屋が必要
  • 子供がいて間数が必要
  • 賃料がもったいないと思う

賃貸がおすすめな方

  • 通勤が多く、職場に近い住まいが便利と思う
  • 子供がいないため、学区など気にする必要がない
  • 近所トラブルなどのリスクを負いたくない

持ち家と賃貸はそれぞれにメリットとデメリットがあり、一概に良し悪しを判断することはできません。また、結婚や出産などのライフステージの変化によって、住宅に対する価値観が変化することも珍しいことではないため、将来実現したいライフスタイルもしっかりイメージしながら、慎重に判断していくことが重要です。

一戸建て購入するならどんな不動産会社を選ぶべき?

理想的な住まいを手に入れるためには、立地や建物のスペックのみならず、取引を依頼する不動産会社の質も非常に重要なポイントです。

仲介手数料が最大無料になったり、購入費用を低く抑えられるなどの相談が気軽にできるような不動産会社を選ぶのもポイントとなります。

また、「埼玉県の新築戸建てに強い仲介会社」「東京都の不動産に強い仲介会社」など、不動産会社はそれぞれ強みが異なるので、条件に合った不動産会社を紹介してくれるサービスに相談するのもよいでしょう。

不動産仲介手数料無料機構「イエフリ」へのご相談はこちらからできます。
お気軽にご相談ください。

おわりに:働き方が変わる今、一戸建ての購入がおすすめ

一戸建ては広さや間数が確保されるだけでなく、マンションよりも独立性が高いため「居住空間の充実」を優先させたい方にとっては、まずは検討すべき選択肢と言えます。

一戸建てはマンションと比べて資産評価の上昇や流通性への期待が低いと言われています。
しかし、コロナ禍によって働き方はますます変化していくものと考えられます。職住近接の必要性が低くなる今、将来実現したいライフスタイルを見据えながら、一戸建ての購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

スターフォレスト代表取締役増田浩次(ますだこうじ)

埼玉県出身。親族の大半が不動産業界を営んでいたことから、自身も不動産業界へ入って30年近くが経ちます。モットーは、お客さまに喜んでいただけるような的確な提案をすること。お客さまには物件の良いところも悪いところもすべてお話しています。
宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、損保募集人資格を所持しておりますので、住宅ローンや資金計画のご相談・アドバイスもお任せください。

この記事を監修した人

株式会社ユナイテッドリバーズ代表取締役沢辺敦志(さわべあつし)

千葉県出身。自身の自宅購入時に、不動産仲介会社に不満を持ったことをきっかけに不動産売買仲介業を開業し、不動産仲介手数料無料機構イエフリをオープンさせる。
自身の苦い経験から、受付・接客業務に特にこだわってチームづくりを心がけてサービス運営している。
趣味は料理、二児の父。

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