不動産登記を司法書士に依頼するといくらかかる?費用相場とおすすめ司法書士事務所も紹介

不動産を売買したり相続したりする際は、不動産登記をする必要があります。しかし、複雑な書類作成や法的手続きに不安を感じる方も多いでしょう。そのような方でも、司法書士に依頼すれば確実に手続きを進めてもらえます。

本記事では、司法書士に不動産登記を依頼するメリットや費用相場、司法書士事務所の選び方のポイントについて詳しく解説します。スムーズに不動産取引を進めたい方はぜひご参考になさってください。

司法書士に依頼するメリット

不動産登記は複雑な法的手続きを伴うため、専門知識を持つ司法書士に依頼することで負担を大きく減らせます。手続きの確実性や時間の節約効果を考えると、コストに見合った価値は十分にあるでしょう

司法書士に不動産登記を依頼する具体的なメリットは、以下のとおりです。

  • 法律に関する専門知識と経験による正確な手続きで、登記申請書の作成ミスや必要書類の不備を防げる
  • 平日の日中に法務局へ出向く必要がなく、仕事や家事で忙しい方の時間を大きく節約できる
  • 複雑な手続きで悩むことがなくなるのでストレスが少ない

不動産登記は、書類の準備から申請まで多くの工程を伴い、法的知識を持っていない一般人にとっては大きな負担になります。司法書士なら専門知識を活かしてトラブルを未然に防ぎ、確実かつスムーズに手続きを進めてくれるため、コストをかけてでも依頼する価値はあるといえるでしょう。

司法書士に不動産登記を依頼する際の費用相場

司法書士に不動産登記を依頼する際の費用相場は登記の種類によって異なりますが、所有権移転登記では5万円から10万円程度、抵当権設定登記では3万円から7万円程度が一般的です。

これらの費用に加えて、登録免許税や印紙代、交通費などの実費が別途必要になります。費用は事務所によって差があるため、複数の司法書士事務所から見積もりを取って比較検討するのがおすすめです。

なお、相続登記や複雑な権利関係が絡む場合は、追加の調査や手続きが必要になって費用が変動する可能性があります。

司法書士選びのポイント

不動産登記を依頼する司法書士事務所を選ぶ際は、複数の観点から総合的に判断することが重要です。費用の安さだけでなく、専門性やサービスの質、アフターサポートの充実度などを考慮して選びましょう。

ここでは、信頼できる司法書士事務所を見つけるための具体的なポイントをご紹介します。

不動産登記の実績と専門性で選ぶ

司法書士事務所を選ぶ際は、不動産登記の豊富な実績と専門性を重視しましょう。不動産登記は、相続・所有権移転・抵当権設定登記など様々な種類があり、それぞれ異なる知識と経験が求められます。実績豊富な司法書士なら、複雑なケースや特殊な事情にも適切に対応できるため、安心して任せられます。

事務所のホームページで過去の取扱件数や専門分野を確認し、不動産登記を得意とする司法書士を選びましょう。

費用の透明性と料金体系で選ぶ

信頼できる司法書士事務所は、費用の内訳を明確に説明し、透明性の高い料金体系を設けているのが特徴です。相談した際は、報酬額、登録免許税、実費などを分けて見積書をつくり、事前に説明してくれます。追加費用が発生する可能性がある場合も、教えてくれるでしょう。

費用体系がわからない場合は、複数の事務所から見積もりを取り、サービス内容と費用のバランスを比較することで検討しやすくなります。

アクセスの良さとコミュニケーション対応で選ぶ

不動産登記の手続きは、司法書士との打ち合わせや書類の受け渡しを繰り返しながら進めます。そのため、アクセスしやすい場所にある事務所を選ぶことで負担を減らせます。最寄り駅からの距離や駐車場の有無を確認し、利用しやすい事務所を選びましょう。

また司法書士は、電話やメールでの相談にも迅速に対応し、状況を報告する必要があります。その際、疑問や不安な点を気軽に相談できてわかりやすい説明をしてくれる司法書士なら、安心して登記手続きを進められます。司法書士のコミュニケーション能力の高さは、納得いくサービスを受けるための重要なポイントです。

アフターサポートの充実度で選ぶ

不動産登記完了後も、登記事項証明書の取得などの手続きが発生します。また、将来的な相続対策についてアドバイスが必要なケースもあるでしょう。不動産登記完了後も支援が必要な場合は、アフターサポートが充実しているサービスを選び、長期的にアドバイスを受けられる司法書士事務所を選ぶことで不安を解消できるかもしれません。

一部の司法書士事務所は、登記完了後のフォローアップサービスが充実しており、疑問点が生じた際にも気軽に相談できる体制を整えています。特に様々なトラブルが考えられる相続登記では、トラブルを未然に防ぐアドバイスを事前にもらえると安心できます。

同じ司法書士に継続して相談できれば過去の経緯を理解した適切なサポートを受けられるため、長期的な関係を築ける事務所を選ぶのがおすすめです。

口コミ・評判と信頼性で選ぶ

司法書士選びでは、実際に利用した人の口コミや評判を参考にすることで、サービスの質を客観的に判断できます。インターネットの口コミサイトで積極的に情報を集め、近くに利用経験のある知人がいる場合は話を聞いておきましょう。

一方で、口コミ情報だけに頼らず、実際に事務所を訪問して司法書士と面談し、説明のわかりやすさや対応の丁寧さを確認することも重要です。長く付き合っていく可能性もあるので、人間的な相性の良さを大切にしましょう。

これらのポイントを踏まえて、あなたのニーズにぴったりの司法書士事務所を探してみてください。

おすすめ司法書士事務所3選

司法書士法人永田町事務所

司法書士法人永田町事務所は、千代田区にある会社法人専門の司法書士事務所です。不動産登記手続きでは、契約書作成から登記申請まで一連のサポートを提供し、オンライン対応により全国どこの不動産でも手続きができます。

売買・贈与による所有権移転登記、抵当権設定・抹消登記など、依頼者は来所しなくてもメールや電話のやり取りのみで手続きが完了します。マイナンバーカードによる電子署名にも対応しており、ペーパーレスでの手続きも可能です。法人登記から相続登記まで幅広い業務に対応し、平日に時間が取れない方でも安心して利用できます。

公式サイト:司法書士法人永田町事務所

中野相続手続センター

中野相続手続センターは、中野駅徒歩2分の好立地で東京国際司法書士事務所が運営する相続手続き専門サービスです。相続登記から遺産分割協議書作成まで、約100種類の手続きを代行する「相続手続きおまかせパック」を198,000円から提供しているのが特徴です。

海外在住者の相続放棄手続きを100件以上サポートした実績があり、全額返金保証制度も完備しています。東京23区を中心に全国対応しており、相続に関する幅広いニーズに対応してくれる専門性の高いサービスです。

公式サイト:中野相続手続センター

グリーン司法書士法人・行政書士法人

グリーン司法書士法人・行政書士法人は、不動産の売買、相続、贈与などの専門的で煩雑な登記手続きを代行するサービスを提供しています。トラブルに発展する登記手続きの間違いを防ぐため、依頼者の不動産取引の目的をしっかりとヒアリングし、必要な登記手続きを分かりやすく説明してくれます。

専門スタッフが責任を持って書類作成や申請を代行し、円滑な登記手続きをサポートしてくれるので安心です。東京、大阪、名古屋、札幌、福岡に事務所を構え、全国の相談に対応しています。

公式サイト:グリーン司法書士法人・行政書士法人

まとめ

不動産登記を司法書士に依頼する際の費用相場は、所有権移転登記で5~10万円、抵当権設定登記で3~7万円程度です。費用の透明性のほか、不動産登記の実績と専門性、アフターサポートの充実度を重視して司法書士事務所を選ぶことで安心して手続きを任せられます。

本記事でご紹介した選び方のポイントを参考に、あなたにぴったりの司法書士事務所を見つけてください。

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